【Wouldの3つの意味を英語絵本を用いて解説】おおきな木『The Giving Tree』

英語絵本

今回は助動詞のwouldの大きく分けて3つの意味を英語絵本『The Giving Tree』を用いて解説していきます。

なんとなく意味が分かりにくくて使いにくかったwouldがこのブログを読み終わる頃にはしっかり理解できていると思います。

wouldの解説をした後に『The Giving Tree』の紹介もしていきます。親の無償の愛の形を垣間見える絵本なので興味のある方は最後までご覧くださいね。

それでは、早速wouldの説明からしていきます。

wouldとは?

wouldには大きく分けて3つの意味や役割があります。

willの過去形

まず、1つ目はwillの過去形としてのwouldです。

wouldは「(現在からみる)過去の考え」です。

すなわち図で表すとこのようになります。

過去のある時点では”will”だったものが、現在からみるとその”will”は過去形の”would”に変わっているというだけのことです。

  • He said he would call.「彼は電話するつもりって言っていたよ。」
  • She said she would be here soon.「彼女はここにもうすぐ来るって言っていたよ。」
  • They told me that they wouldn’t come to here.「彼らはここに来ないつもりって私に彼らが言っていたよ。」
  • I thought she would be mad at me.「彼女が私に怒るって思っていたよ。」
  • I knew she would say that.「彼女がそう言うだろうと分かっていたよ。」

過去の気まぐれな行動のwould

過去にたまにやっていたことを表すときにwouldが使われます。

この場合のwouldは過去のいつの出来事であったかを明記してあることが多いです。

  • in those days
  • sometimes
  • in the morning
  •  whenなど

『The Giving Tree』に載っているwouldはこのwouldです。

He would gather her leaves.「彼は葉っぱを集めていた。」

He would make them into crowns.「彼はその集めた葉っぱを冠にした。」(本文ではwouldは省略されています。)

※前置詞intoは下の記事で詳しく説明しています。

【前置詞intoは中へだけではなかった?!】エリックカールの英語絵本『little cloud 』で解説

He would climb up her trunk.「彼は木の幹を登っていた。」

They would play hide-and-go-seek.「彼らは隠れんぼをしていた。」

When he was tired, he would sleep in her shade.「彼が疲れたときは木の影で眠っていた。」

「距離感」などを表すwould

Would you like something to drink?「何か飲み物が欲しいですか?」と聞く時の”would”です。

英語には敬語は存在しないと思っている方が多いようですが、英語圏にも敬語という概念は存在します。

日本は上下の距離感を大切にしますが、英語圏では反対に横の距離感を大切にするのです。

その時に使われるのがwouldやcouldなどです。

少し横道にそれますが、冒頭で述べたWould you like something to drink?にはなぜCouldが使われないと思いますか?

CouldはCanの意味が入っていますよね。Could you like something to drinj?と聞くと「何か飲む能力がありますか?」(極端に訳した場合)という意味になってしまいます。

Wouldは「希望」「意志」のwillの意味が入っています。ですので、Would you like something to drinkと”would”を使って聞きます。

また、仮定法で使われる”would”もここに分類されます。

If it were fine today, they would go out.「もし晴れたら彼らは外に出るだろう」今はそうなっていない状況なので、いわゆる仮想現実です。

以上大きく分けて3つの状況で”would”が使われます。なんとなくぼんやりしていたものがはっきりと理解していただけましたでしょうか?

ではここからは『The Giving Tree』の紹介をしていきます。

『The Giving Tree』のあらすじ

小さなころから一緒に遊んでいた少年とリンゴの木がありました。やがて少年は大人になり、リンゴの木から離れていきます。 木は青年になって恋人もできお金もほしくなった少年に、リンゴの実を売ってお金にしなさいと優しく実を差し出します。また時が経ち、今度は結婚して家がほしいと言う大人になった少年に、再び惜しみなく自分の枝をすべて与えていきます。仲良しの少年に、ただひたすら自分の持てる物すべてを与え続けるリンゴの木。

リンゴの木の幸せはどこにあるのでしょうか?

『The Giving Tree』のイメージ

白黒の絵本です。文字の分量は一文だけ書かれているページが主ですが、中には下記の写真のように文字の分量が多いページもあります。

『The giving tree』を読んでみて

この絵本を読んだ後はなんとも胸がぎゅーと締め付けられる思いです。私は今娘がいるので、与えるものがなくなってもそれでも与えようとする木の気持ちが痛いほど分かりますが、どう思われたかみなさんの感想をぜひ伺いたいです。

人と人との在り方を考えさせられる絵本で、親と子、恋人同士、先生と生徒など読む方のその時の状況によっても感じ方が分かれると思います。

そして本文に出てくるこの一文。“And the tree was happy…but not really.”には、旧版と新版の訳し方で差異があるようです。

旧版
「きは それでうれしかった……だけど それは ほんとかな。」

新版
「それで木はしあわせに……なんてなれませんよね。」

みなさんはどちらの訳の方が好きですか?

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