『世界最高の子育てツール SMARTゴール』の著者であるボーク重子さんの娘さんは
- 2017年 全米最優秀女子高生の最優秀賞
- 日本のセンター試験のようなもののSATでほぼ満点
- コロンビア大学に入学
などなど輝かしい業績をおさめてきているようです。
では、この娘さんのお母様であるボーク重子さんは「勉強しなさい」と勉強をおしつける教育ママだったのでしょうか?
答えはNoです。反対に「勉強しなさい」と言ったことは一度もないようです。
ではどのようにして子育てをしてこられたのでしょうか?
子育てのヒントをたくさん見つけていきましょう。
4つの親のタイプ
親のタイプは4つに分けられるそうです。
- 民主型(子ども主体のニーズを満たす)
- 寛容型(子どもにNoと言えない)
- 服従型(親のニーズで子育て)
- 無関心型(ネグレクト)
さてこの中でベストな親のタイプはどれだと思いますか?
一番良い親のタイプは“民主型”です。民主型の最大の特徴は以下です。
民主型親のチェックリスト
この本の中には民主型の親かどうかのチェックリストも載っています。何個か挙げてみます。
★こんなふうにお子さんに言うことがよくあるか。
- 親の言うことを聞きなさい。
- 親が言ってるのだからそれでいい。
- やってくれたらママは嬉しいなぁ。
★こんな態度をとることがよくあるか。
- 子どもがやらなければいけないことをやらなくても見逃してしまう。
- 何でもかんでも褒める。
- もっとやる気を出してほしいので、よくできる子と比べる。
などなど。
ベストな親になる方法
さて、この本のメインはなんといっても主体性と行動力と責任が見につくSMARTゴールの使い方です。
ボーク重子さんの娘さんがハーバードではなく、コロンビア大学に決めたのもこのSMARTゴールで自分と向き合う癖がついていたからだそうです。
SMARTゴールとは?
- Specific具体的
- Measurable 計測可能
- Actionable自力で達成可能
- Realistic現実的
- Time limited時間制限つき
Specific
夢を具体的にします。
Measurable
夢をかなえるには、その夢とそのための努力が“計測可能”であることが必要です。
Actionable
「認められたい」ではなく、自力で到達できる具体的な夢に変えます。
Realistic
自分の価値観と強みに合った夢をつくります。
Time limited
いつまでに叶えるか決めます。つまり、夢に期限をつけるのですね。
SMARTゴールの実践
ゴールを毎日の行動にあてはめる
5年で叶えたい夢も3年ではどんな感じになっているか?1年では?3ヶ月では?今日一日にすることは?と今日一日ですることにまで5年の夢を分解していきます。
毎日行動する自分をモニターする
たとえ小さなことでも”今日”のゴールをクリアしたということは成功です。その成功を見逃さないようにしましょう。
「何のために?」という目的を考える
大きなビジョンが見えたときに初めてやり甲斐や生き甲斐が生まれてきます。
心のブレーキを外す
心のブレーキを持っていたらそれは自ずと子どもにも伝染していってしまいます。心のブレーキを外してみましょう。
- 成功=出る杭という心のブレーキを外す。
- 失敗=やり直しが効かないという心のブレーキを外す。
- 「考えるだけ」という心のブレーキを外す。
- 「私には無理」という心のブレーキを外す。
- 「どうせ無理」から「きっと大丈夫」にする。
- 「みんなと同じがいい」という心のブレーキを外す。
- 「他人との比較」という心のブレーキを外す。
- 「苦手を克服する」を辞める。
- 強みにフォーカスする。
感想
この本の中にSMARTノートの記入方法があり、実践例を参考にしながら今すぐにでも始めることができるので早速私もやってみようかと思います。
「SMARTゴール」を親子で楽しむことができるということは、とても有意義です。ですが、小学生の子どもさんが毎週毎週ゴールを決めるなどを嫌がって上手くいかない場合もあるのでは?と思ってしまいました。その場合も親だけは淡々と「SMARTゴール」をやり続け、子どもに関してはゴールを決めるも決めないも子どもに任せていったらいいのですかね。その辺りも詳しく書いていただいてたら良かったなと思いました。
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