【メンタリストDaigoさんの最新刊『悩む力』を要約します

天才に勝つ唯一の思考法とは何だと思いますか?

それが【クリティカルシンキング】というものだそうです。

クリティカルシンキングとは

  1. 目の前の問題に関する証拠と論理の流れを正しく把握し、そこに関わる人たちの感情も適切に解釈すること。
  2. 自分が考える論理や証拠の集め方に偏りがないかを確かめること。

つまり、相手の気持ちを思いやり、自分の知識については謙虚な態度を保つということですね。

6つの習慣

優秀なクリティカルシンカーが行う6つの習慣があります。

同定

自分が今どんな問題と向き合っているか?を確認していきます。

  • 「この人が成功した理由とは?」
  • 「成功者の類似点は?」

そのまま成功している人のマネをするのではなく、このように考えていきます。

調査

参考にする情報のソースを調べるクセをつけ、その根拠のレベルをチェックしていきます。

バイアスチェック

自分の思い込みをチェックする行為のことです。

推論

今分かっていることから別の可能性をいろいろと考えてみる行為のことです。

一面だけでなく、物事を多面的にみる癖をつける必要があるのですね。

欲求の確認

そもそも「自分にとって何が大切だったのか?」「そもそも自分は何をしたかったのか?」を考え直し、最初の自分の目的を忘れないようにします。

好奇心

斬新なアイディアを生むためには今自分が入ってる箱から出て、あらゆる分野から情報を集めようとしなければなりません。

クリティカル・シンキングのレベルチェック

あなたのクリティカル・シンキングはどれくらいのレベルでしょうか?どのくらい現時点で実践できているか掴んでみましょう。

それぞれの質問で

  • いつも当てはまる
  • ときどき当てはまる
  • 当てはまらない

のいずれかを選びます。

  1. どんな主張も信じる前にそれを支持する証拠を探す
  2. 常に異なる視点から問題を考えている
  3. 他人の意見に反論するときでも、自信を持って自分の主張を述べられる
  4. すでに知っていることでも、積極的に間違っている可能性を探している
  5. 自分の意見は、個人的な経験や感情よりも証拠に左右される
  6. なにか確信を持てないことがあれば、もっと調べる
  7. 特定のトピックに関する知識を増やすために、どこを探せば信頼できる情報が手に入るかを理解している

このチェックテストには何が何個あれば合格というものはなく、全ての項目に「いつも当てはまる」と自信を持って答えられるようになることが目標です。

ソクラテス式問答法

クリティカル・シンキングの実践編です。中でも1番やりやすいのがこのソクラテス式問答法です。ではやり方を見ていきましょう。

明確化の質問

問題を「明確化」するために行う質問です。

  • ○○とはどういう意味か?
  • 別の方法で説明するとどうなるか?
  • その本質やメインの問題は何か?
  • なにか具体的な例を挙げられるか?
  • そのポイントをさらに広げることはできるか?
  • その問題の具体的なゴールは何か?

前提調査の質問

自分が今抱えている問題について、

  • 「どのような前提があり得るだろうか?」
  • 「その前提をどのように検証(または否定)できるだろうか?」

と掘り下げていくのです。

基本文型(初期)

  • 「この問題はどの点が重要なのか?」
  • 「この問題を解決するのは簡単か?難しいか?その理由は何か?」
  • 「そのように考えた理由は何か?」
  • 「この問題の前提は何か?見落としている点はないか?」
  • 「この問題は、何か他の重要な問題と関係があるか?」

基本文型(仮定)

  • 「○○○で仮定されていることは何か?」
  • 「今の答えの代わりにどんなことを仮定できるか?」
  • 「あなたは○○○を前提にしているようだが合っているか?」
  • 「私はあなたの意見を正しく理解できているか?」

いったん前提を疑ってみることで、よりクリエイティブな対策が浮かびやすくなります。

証拠の質問

あなたの問題や解決策にどれくらい証拠があるのかを考えるために、根拠をひたすら掘り下げていくのが「証拠の質問」です。

  • 「○○に似ているものは何だろうか?」
  • 「実例は何があるか?」
  • 「○○が起きた原因は何だろうか?そう思った根拠は何だろうか?」
  • 「○○を事実と考えた理由は何だろうか?」
  • 「他に必要な情報はないか?」
  • 「○○の理由を教えてくれないか?」
  • 「どのような理屈でこの結論にいたったのか?」
  • 「証拠が本当かどうかを疑う理由はあるか?」
  • 「その信念を持つにいたった理由は何か?」

実例/類似性/原因の3点セットで問題を追い込みます。

視点の質問

あらゆる方向から別の可能性を探るのが「視点の質問」です。

  • 「その問題についての別の見方はないか?」
  • 「今の代替案は考えられないか?」
  • 「それがなぜ必要でどのようなメリットがあるのかを説明できるか?そのメリットを受けるのは誰か?」
  • 「それがベストだと思う場合、その理由は何か?」
  • 「それの長所と弱点は何か?」
  • 「反対意見にはどのようなものがあるか?」
  • 「他の人や他のグループの人たちはこの問題にどう反応すると思うか?そう反応すると思うのはなぜか?」
  • 「○○という反論に対して、あなたはどう答えるか?」
  • 「○○を信じている人、あるいは信じていない人は、あなたの意見についてどう思うか?」
  • 「○○と▲▲のアイディアはどこが似ているか?またはどこが違うか?」

影響と結果の質問

「影響と結果の質問」は、あなたが考え出した結論や解決策の精度を確かめるために使います。どのような結果が起きそうかを見積もっておくのです。

  • 「どのようなまとめができるか?」
  • 「その前提の結果はどうなるか?」
  • 「○○は▲▲にどのような影響を及ぼすのだろうか?」
  • 「○○は▲▲にいかにして(どんな段階を踏んで)影響を及ぼすのだろうか?」
  • 「○○は、以前に学んだこととどのように結びついているのか?」
  • 「○○はどんな効果があると謂うか?」
  • 「○○が起こる確率はどれくらいだろうか?」
  • 「○○の代わりになるものはないだろうか?」
  • 「○○にはどんな意味があるのか?」
  • 「もし○○が起こった場合、他にどんなことが起きるだろうか?」

疑問の質問

行き詰まった質問の性質を掘り下げていくことで、あらためて問題の性質がどこにあるかを把握し、そもそも自分が疑問を持った理由や動機を明らかにしていきます。

  • 「この疑問のポイントはどこだろうか?」
  • 「なぜこの疑問は重要なのだろうか?」
  • 「なぜ自分はこの疑問を持ったのだろうか?」
  • 「どこでそのアイディアを思いついたのか?」
  • 「そうように感じた原因はなんだろうか?」

などです。

ソクラテス・テンプレート

今悩んでいる問題に対して、まずは2〜3個の解決策を考えます。直感で「これは良さそう」と感じたアイディアをピックアップします。

  1. 自分が考えた解決策やアイディア
  2. その解決策が正しいと思う証拠は?または反する証拠は?
  3. この解決策は事実に基づいている?または感情に基づいている?
  4. 証拠を間違って解釈している可能性はない?自分が無条件で信じていることはない?
  5. 他の人たちは同じ問題についてどんな解決策を出すと思う?同じ問題に違った解釈をする可能性はない?
  6. 私はすべての証拠をチェックした?自分の考えを支持する証拠しか調べてない可能性はない?
  7. 私の思考やアイディアが真実を誇張している可能性はない?
  8. 今考えている解決策やアイディアがいつもの習慣的な思考から出ただけでしかない可能性はない?
  9. 今考えている解決策やアイディアは誰かの影響を受けていないか?もしそうならそれは信頼に足るソースだと言える?
  10. その解決策やアイディアは成功の見込みがある?最悪の結果が起きるとしたら何が起きる?

中級編

ソクラテス式問答法より複雑になる方法を3つ紹介します。

弁証法的ライティング

脳内の思考を決まったガイドラインに従って紙に書き出します。

テーゼを考える

ものごとのメリットやポジティブな側面について考えます。

アンチテーゼを考える

ものごとのデメリットやネガティブな側面について考えます。

ジンテーゼを考える

テーゼとアンチテーゼを合わせて、新しい解決策を生み出します。

CAT法

CAT法で大切なことはとにかく高速でどんどん思考を進めていくことです。

議題の設定

これから考える議題を決めます。

ミニッツ・ペーパー

その議題についての答えを2〜5分ほどの時間制限でどんどん書き込んでいきます。

どんなにばからしい答えでも良いです。

4つの質問

重要度の質問

「その答えは他と比べてどれくらい重要だろうか?」

印象の質問

「その答えにどんな印象を持っただろうか?その理由は何だろうか?」

混乱の質問

「その答えでよく解らないの点はどこだろう?」

要約の質問

「この作業から学んだことは何だろうか?」

WOOP+C

Wish(願望)、Outcome(成果)、Obstacle(障害)、Plan(計画)、Curiosity(好奇心)の5つによって目標を達成する方法です。

Wish/願望

仕事やプライベートでの希望や目標を詳しくイメージします。

Outcome/成果

ステップ1でイメージした願望のベストな成果を思い描きます。

Obstacle/障害

ベストな成果を達成するために障害になりそうなものを思い描きます。

Plan/計画

具体的な計画を立てます。

「もしXがおきたらYをやる」といった形式で計画を立てます。

Curiousity/好奇心

ステップ4の問いに対する解決策を考えます。

「自分はなにを求めているのか?」をはっきりさせ、「もしその目標が挫折するとしたらどのような問題が起きそうなのか?」を推測して戦略を練っていきます。

感想

自分の頭の中だけで考えているといつでも堂々巡りになってしまいますよね。取り敢えず書き出す、それもガイドラインに従って今日はこの部分だけを徹底的に書き出すなどをするだけで今自分の中で問題になっていることが明確になっていき、問題ではなくなっていくのだろうと思います。

慣れるまでは大変そうですが少しずつでもクリティカル・シンキングの思考法に慣れ、自分だけの解決法を見つけていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました