【育児本】成功する子・しない子が分かる『マシュマロテスト』を読んでみた

成功する子・しない子が分かるテストがあるって言われたら親としては黙っていられないですよね。私は何それ?!とすぐに食いついてしまいました。しかし、冷静に考えてみると何を持って成功かというと人それぞれの考え方があるので、一概にこのマシュマロテストの結果によって成功するということには当てはまらないのではないかと個人的には思います。

マシュマロテスト

そもそもマシュマロテストとは何かというと、報酬1つ(マシュマロなどを)ただちにもらうか、一人きりで最長20分待ってより多くの報酬(マシュマロ2個など)をもらうかを4・5歳の園児を対象に行った実験のことです。

子どもが一人で最長20分待つってかなり酷なことだと思うのですが、それでもその時間を待ちきってより多くの報酬をもらう子どももいるとのことなので、ただただその自制心がすごいですよね。

将来についての予測

4歳か5歳のときに待てる秒数が多いほど、大学進学適正試験の点数が良く、青年期の社会的・認知的機能の評価が高かったそうです。さらに、就学前にマシュマロテストで長く待てた人は27歳から32歳にかけて肥満指数が低く、自尊心か強くら目標を効果的に追求しら欲求不満やストレスにうまく対処できたようです。

なぜ待てるのか

マシュマロテストで待てる子どもはお菓子とベル(鳴らしたらお菓子がもらえる)から上手く気をそらすことを思いつきました。想像力を上手く働かせ、このお菓子は写真だというふりをすることで今すぐ食べたいという欲求を冷却することができたのです。

また”欲求を抑えるために(ホットシステムから一時的に逃れるために)は他の人ならどう行動するか”と想像することも効果的だそうです。

欲求を抑えるために必要なのは前頭前皮質の認知的能力ですが、その大敵はストレスだそうです。ストレスによって欲求(ホットシステム)の大元にある扁桃体が過度に大きくなるそうです。

自制のおおもと

子どもは2・3歳までに自分の思考や感覚、行動をコントロールできるようになってきます。個人差はありますが、5歳までには複雑なルールも理解し従うことができるようになります。7歳までには子どもの注意コントロールスキルとその根底にある神経回路は大人のものと似てきます。

つまり、人生の最初の6年間の子どもの経験は衝動を調整し、共感や気配り、良心を発達させる能力のおおもとになるそうです。

母親の関わり方

母親の関わり方と自制にも関係があります。端的に言うと、子どもを過剰にコントロールする親は子どもが自制スキルを発達させるのを妨げる危険を冒しています。反対に、子どもの自主性を支え、応援する親の子どもは自制スキルが発達していく傾向にあるようです。

イフ・ゼンプラン

「イフ・ゼン」プランはもし〜(魅力的なもの)したら、そのときにには〜(どう抑制するか)とあらかじめ自分で決めておくものです。

これは子どもだけではなく、大人にももちろん効果があります。学生が勉強するのを助けたり、ダイエット中の人が好物のスナックを我慢しやすくしたり、注意欠陥障害の子どもちが衝動的反応を抑制するのも可能にできるものです。

「イフ・ゼン」プランは朝起きたら歯を磨くのと同じで、いったん自動化してしまえばあなたをとても楽にさせてくれます。

遺伝か環境か

自制できる能力は遺伝か環境のどちらだと思いますか?答えはその両方です。遺伝子は私たちがどう環境に対処するかに影響を及ぼします。環境はどの遺伝形質が発現し、どれが無視されるかを左右します。遺伝と環境はお互いに作用しながら人間の気質と行動パターンを作り出しているのです。

成功の原動力

成功の原動力は「できると思う!」という信念です。いわゆる落ちぶれと思われていた子どもも環境や学校を変えると一変してできる子どもへ変身していったようです。その根本にあるのか「できると思う!」と自分で自分を信じてあげれていることです。

自己効力感

また自己効力感も必要です。自己効力感とは自分の行動を決定するにあたり、能動的な行為者になれるという信念や、自分は変わったり、成長したり、学んだり、新たな難題を克服したりできるという信念のことです。

自分はどれだけ自他をコントロールし、変え、学べるかについての人々の考え方が、彼らが達成したりなったりできるものに影響を与えることが分かってるようです。

まとめ

この本を読んでいると、親が子どもにもたらす影響はとても大きいのが分かります。前述したように、親が子どもに対して関与しすぎていると子どもの自制が効きにくくなる点や、子どもが「できると思う」と思えるようになる根本には親がその子をどう見ているかに関わってくると思うのです。親がその子をできる子だと思って接しているとその通りの子どもになっていくでしょうし。さらには「イフ・ゼン」プランなども親が実際にそれを習得して実行していたら子どもも真似をして同じようにやっていくと思います。

ですので、まずは成功する子・しない子うんぬんの前に”親のあり方”をもう一度私は見直していかないとと痛感します。

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